雑感29 :  想いを託す ~ 3年生を送る会より

 3月9日(木),3年生を送る会を行った。保護者の方々,丹波小の先生方も参加する中,全校演奏,伝言ゲーム,思い出のスライド,恩師・在校生からのはなむけの言葉,そして,3年生からのメーセージ。時間とともに全員が楽しむ会から想いを託す会に。

 この会を通して,1・2年生は大きな収穫を得たと感じる。今まで3年生がリードして運営していたことを実際にやってみる。やってみて事前の話し合いや緻密な活動が如何に必要なこと,3年生から任されたこと,背中の大きさを感じ取っただろう。淋しさの他にその責任の重みと成功の安堵感が涙になったのだろう。そして,決してうまいと云えないが,心のこもった胸にくる歌に。

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   またあえる日まで 夢を忘れずに 変わらないままで ずっといようよ
   またあえる日まで 夢を叶えよう  信じることが 心をつなぐ 自分を信じて
   一歩進めば何かつかめるさ さみしいけれど涙をふいて 旅立とう
   出会えたことを 忘れはしない またあえる日まで またあえる日まで
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 3年生はと云うと,1・2年生に任せた3送会を見守りながら楽しむ。そして,思い出のスライド。笑いが消える。最後に一人一人が感謝の言葉。「泣くつもりはなかったのに…」と言葉に詰まる。卒業を3日後にひかえ,友だちや先生と別れるつらさだけではない。お父さん,お母さん,家族がいる丹波山の地を離れることへの惜別。一人で歩む不安を払拭するかのように,そして丹波中生と家族を安心させるように決意を新たに感謝の言葉。託す思いに強さを感じる。大人になっている。

 13日の卒業式はいつもと同じ春なのにいつもと違う希望に満ちた春になるよう,全職員で見守りたい。

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