スクールカウンセラーのコラム

 スクールカウンセラーである山﨑直先生からのコラムです。今回は「コミュニケーションのコツ」。ポイントはあいさつ。「あ」明るくさわやかに,「い」いつもどんな状況でも,「さ」先に自分から,「つ」続ける(継続する)だそうです。心がけて実践してみましょう。

                  コミュニケーションのコツ

 新生活がスタートしました。出会いの季節。学校でも新たな出会いがあるかも知れませんね。でも,人見知りや人付き合いが苦手な人もいるかも知れません。「うまく友達ができるかな?」「グループに入れるかな?」など,期待より不安の方が大きい人もいるかも知れませんね。

 そこで,今回は新しい人間関係を築くためのコミュニケーションのコツを紹介します。 

 まずは,「がんばり過ぎない」ということ。人間関係は時間をかけて作られていくもので,一朝一夕に築けるものではありません。人間関係で親近感を増すには,会話をする時間や頻度を増やす必要があります。交わす言葉の量と親近感の関係は心理学でも証明されています。実験でも,「うん」「ハイ」の様な短いメッセージのやり取りよりも,「私はこう思う、あなたはどう思う?」「ありがとう。助かったよ」(意見・質問・感謝)などを含む比較的長いメッセージを伝える者同士の方がより親近感を感じるという結果がでました。このように,交換したメッセージの量と,親密さはきれいに比例します。

 ですから,簡単な挨拶から始めましょう!
 会った時「おはよう」「こんにちは」や別れるとき「さようなら」と,たくさん挨拶が交わされる日常はとても心地よく,親近感も増していきます。そんな挨拶のポイントは,「あ」明るくさわやかに,「い」いつもどんな状況でも,「さ」先に自分から,「つ」続ける(継続する)ことです。

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